ちょっと思いだしたので読書の話をさせていただきますと、ここ15年くらいで読んだなかではエドワード・サイードの「知識人とは何か」(平凡社ライブラリー)と、E.H.カーの「危機の二十年」(岩波文庫)が印象深く、たまにパラパラめくります。

 私の解釈では、前者には「人間、立場を持つと、必ず考えが曲がる」と書いてあり、後者には「人間は(大国の指導者でさえ)私を利する意見を、さも公益目的であるかのように装飾して言う」と書いてあるのですが、電子版マネーの29日付「株式投資入門」で西野武彦さんが、相場予想について同じようなことを書いておられました。

 立場や性格で株価の予想は変わってしまうのだと、言ってしまうと身も蓋もない話なのですが、うなずくところの多い文章でした。相場の予想も普段の生活も、このへんの話を踏まえて、じゃあどうするのかとなると難しいような気もしますが。
(マネー編集長 深田武志)

橋本ひろしと読む本のレベルが違います。でも「人間、立場を持つと、必ず考えが曲がる」、「人間は(大国の指導者でさえ)私を利する意見を、さも公益目的であるかのように装飾して言う」は橋本ひろしそのものです。

生まれてきてすみません(これもパクリです。我ながら実に情け無い。)

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橋本 ひろし