ご無沙汰しています!ライブお待ちしています。

さて、経済の話。今更ですが、とりあえず日本の景気が良くなると、国民が皆豊かになる!なんて話は誰も信じていらっしゃらないとは思いますが、まぁお聞きくだされ。

本メルマガは、経済初心者の方も多いですので箇条書きにしておきますね。簡単に。世界共通のお金は俄然ドルですので、ドルを基本として頭を切り替えくだされ。

1.アメリカの金利が下がると、世界のお金持ちは、利息が下がるのでアメリカから資金を引き上げますので、ドルが安くなる(ドルの価値が下がる)と言うことは、ドルから見ると円が高くなる。例えば1ドルが今まで110円していたものが、ドルが10円安くなると100円払えばよいと言うことで輸入物価が下がります。ですから国民にとっては食料品や生活に関わる資材は安くなるので、とても良いことになります。これを円高万歳と言います。

2.大企業中心の、輸出面で見ますと、1.とは逆になりますので、110円がもらえていたのが100円しかもらえないことになり大損です。基本的に嫌がります。

3.アメリカの金利が上がると、今度はドルの利息が高くなるのでドルの人気が上がり、100円で買えていたドルは110円払わないと買えなくなるので(円が安くなったと同義語です)輸入物価は高くなり、国民の生活は苦しくなります。(最近の食料品の値上げはこれが大きい要因ですね)

4.逆に輸出している大企業は、100円しかもらっていなかったものが110円もらえるので大儲けです。で、儲かった10円だけでも良いから社員、社会に還元すればよいのですが全くしません。それは国民の生活を苦しくし犠牲にした利益ですので当然と思いますがね。「あんた何黙っているの!」状態です。

基本結果

アベノミクスは異次元!!の金融緩和という名前で、プリントゴッコ感覚で円をこの数年で従来の約4倍の諭吉君を印刷して円の価値を下げ、むりくり円安にして大企業利益を優先させ、国民の生活を疲弊させてきました、が基本です。貧富の差が開いたり、ワーキングプアやチャイルドプアを招いたのです。本来なら、国民はクーデーターを起こしてもおかしくないくらいの国になりましたが、誰も文句を言わないおかしな国民になってしまいました。

今回は基本を書きましたが、もちろんそれだけでは経済の要因が単純に動くわけでもなく、幾つかの主要要因が存在しています。それは早々においおい分かりやすく説明して行きますね。