前回に続き新幹線ネタです。

きっぷを紛失したのです。 勿論グリーン席です!私はかなり慎重ですので、何回も胸ポケットを触って確認しているので、車掌さんが検札に回って来た時も、お弁当を食しながらサッと実に紳士的にかつ優雅に差出し、世界で一番グリーン席!が似合う雰囲気を醸し出していたのですが、何と先程打ち合わせしていた某銀行員の名刺が差出されたのです。それでも必ずあると確信し、身体中にあるポケットを探したのですが…、無いのです!以下JR代表(綺麗なお嬢さんです)側と焦っているデブのやりとりです。

「お客様、また回ってきますのでゆっくりお探し下さい」「すみません」アタシ。

それからカバンをひっくり返し全て探したのですが、クレジットカードの控えは財布に入っていたのですが、肝心の切符が出てきません。

30分後「お客様、切符は見つかりましたか?」「無いんです、落としたようです。間違い無くこの席であることを乗る前に切符で確認しているのですが…」「そうですか、駅で落とされたかもしれません。どこの駅からお乗りですか?」「品川からこの8号車ドアに」「わかりました。直ぐに駅に確認します」数十分後、JR側代表は男性に代わりました。「お客様、駅は全て見ましたが有りません。すみませんがこれからシートの下を見ますのでお立ちください」「ハイ、すみません」

ここからが凄いのです!JR代表選手はオーバーアクションじゃないかと思われるくらいシートの奥まで周りも全て、頭を突っ込み全身を使い探してくれました。

「お客様、申し訳有りません、見つかりません」

お見事です!JR代表選手!私は一部始終見て接していたのですが、一貫して疑う姿勢など微塵の欠片も出すことなく対応してくれたのです。

ここまでやられれば私も男です!クレジットカードの控えがあるなんて言い訳しません。切符は切符です、無ければまた買うしかないのです。

アタシ「もう結構です、また買いますのでお願いします」「お客様、降りる駅の精算所でお払いください、すみません」

そのあとは何もなかったように時間は過ぎ、私は新大阪で降り精算所に向かいました。そこからがすごいのです!

アタシ「切符無くしまして清算したいのですが」と言いましたら窓口おばさんの表情が世界中の同情と憐れみを集めたかのように私に「お気の毒です、どこからお乗りになったのですか」アタシ「品川です」「本当にお気の毒です」と言われ、どこの席かとも尋ねずそっと自由席の料金を申し訳なさそうに提示されました。

私はまたJRで尊師に出会ってしまいました。

ということで、いつもより5名余分にライブに来てくれないと、本当に困ります。お願いします。